もし夫が死んだら、すぐにやるべき必要な手続き6つ

2016-11-27  


家族や夫が突然死んだら、その直後、何をすればよいか分かっていますか。
今回は、亡くなった直後にするべき行動から、その後に必要となる大事な手続きまでを流れで見ていきます。

死亡直後から葬儀までの流れと、落ち着いた後に進めなければならない手続きにどういったものがあるかを紹介しています。
いざという時のために、知っておいてほしい事ばかりなので是非覚えておいてください。



1.夫が突然死んだら、すぐにしなければならないこと

突然、夫が亡くなった場合には、まずは、119番をしましょう。

自身で生きているか死んでいるかの判断をする必要はありません。正式に死亡が認められるのは、医師が確認をした後なので、とにかく救急車を呼ぶようにしましょう。

蘇生や回復の見込みがある場合は病院に搬送してもらうことになります。蘇生や回復の見込みがない場合には救急隊から警察に連絡が行き、事情聴取などが始まります。

急死ではなく、すでに療養中の場合などは、まず、かかりつけの病院や医師に連絡することが大切です。
かかりつけの病院や医師が分からない場合には、119番をしましょう。

詳しい手順はこちらも参考にしてください。
家族や親が死んだら – 1. 家族や親が死んだら、最初にすること

死亡が確認され、医師に死体検案書や死亡診断書を発行してもらったら、次は葬儀のための準備や葬儀屋を決めていく必要があります。

死亡届や火葬許可証の提出は基本的には葬儀屋に任せてしまっても良いですが、自分でやる場合にはこちらの記事で死亡届と火葬許可証の手続きを紹介しています。

2.葬儀の流れ

ここでは、おおまかに葬儀屋の決定から葬儀の流れを見ていきます。

葬儀屋選びのポイントと葬儀屋の決定

まずは、葬儀屋を利用する場合には、葬儀屋を決めなければなりません。

急に夫が亡くなったという場合には、葬儀屋なんて手配していなかったというケースがほとんどです。

しかし、亡くなった翌日には通夜を、その通夜の翌日には葬儀・告別式を行うのが一般的です。
限られた時間、かつ精神的な余裕もない状況の中でスムーズに葬儀屋を決めて葬儀の打ち合わせを進めるのは大変です。

一応、病院で葬儀屋を紹介してもらうことができますが、信頼できる葬儀屋かどうかは全く別の話なので、いざという時のために、予め利用する葬儀屋などは決めておくのも良いでしょう。

葬儀屋選びのポイント3つ

・費用が透明化されているところを選ぼう

よく耳にするトラブルが、不明瞭な請求です。足元を見られよく分からないオプションをつけられてしまった結果、高額な請求をされることも多いので、見積書をしっかり出してくれるようなところを選ぶようにしましょう。

・疑問や質問にしっかりと答えてくれるところを選ぼう

大切な別れの場である葬儀や告別式で、こんなつもりじゃなかった等とイヤな思いをするのは絶対に避けたいところ。
こちらがよく分からない点などにも親身になって対応してくれるかどうかで、サービスの質が分かるはずです。

・評判を調べておこう

実際にそこで葬儀をおこなった人たちの声を聞いてみることは有効です。地元での評判を聞いてみるのも良いですし、今はインターネットで調べてみても良いでしょう。ただし、インターネットでは、自社の良い評判を捏造しているケースもあるため、調べる際には注意しておきましょう。

また、万が一、大切な家族を残して自分が死んでしまった時のことを考えて家族で話をしておいたり、エンディングノートや遺言書を書いてもらっておくのも有効です。

葬儀・告別式の流れ

一般的には、通夜、葬儀・告別式の順で行います。葬儀・告別式での最後のお別れの後、出棺をし火葬を行います。
ここで火葬許可証が必要となるので、忘れずに手続きはしておきましょう。

火葬の後は、お骨あげや遺骨迎え、初七日法要、精進落としなどを行うことになります。

3.夫が死んだら、すぐにやるべき手続き6つ

葬儀が終わった後からは、納骨や法要と並行して、各種手続などを進めなければなりません。
重要な手続きから順に紹介していきますので、いざという時のチェックリスト代わりにしてください。

1.世帯主変更

世帯主である夫が死んだ後、残された世帯員が2人以上いる場合には、世帯主を変更しなければなりません。
住民登録をしている自治体に14日以内に、世帯変更届を提出する必要があります。

世帯主変更が必要かどうかや世帯主変更届の書き方が知りたい人は、こちらの記事に詳しく書いておきました。

世帯主変更の方法 – 世帯主が死亡したら行なう手続き

2.健康保険の資格喪失手続き

夫の健康保険の扶養に入っていた場合には、被保険者である夫が死んでしまうと被保険者の資格は失われてしまうため、健康保険証が死亡した翌日から使えなくなってしまいます。

特に小さい子がいる場合や通院中の家族がいる場合には、いつ必要になるか分からないので、すみやかに健康保険の資格喪失手続きをして保険証を返却し、自身で国民健康保険に加入したり、新しい世帯主で健康保険証を発行してもらうようにしましょう。

他の家族が加入している健康保険がある場合には、その被扶養者として手続きを行っても良いでしょう。

3.葬祭費・埋葬料の申請手続き

亡くなった夫が、国民健康保険や後期高齢者医療制度に加入していた場合には、喪主などに葬祭費が支給されます。
亡くなった夫が、会社員で健康保険に加入していた場合には、埋葬を行った人に埋葬料が支給されます。

どちらも一般的には3〜5万円程度になり、時効があるため受け取り期限は2年です。

一つ注意するべき点としては、死亡に対して支払われるものではなく、あくまで葬儀や埋葬にたいして支払われるものです。
実際に葬儀などをしていない場合は受け取ることができません。

葬祭費・埋葬料ともに、夫が加入していた健康保険事務所の窓口に申請するものなので、2.健康保険の喪失手続きと併せて手続きを進めてしまうと楽です。

4.年金関連の手続き

亡くなった夫が年金に加入していた場合、受給していた場合、どちらも必要な手続きがあります。

年金に加入していた場合には、遺族基礎年金や遺族厚生年金の受給手続きが可能です。

年金受給をしていた場合には、年金の受給停止と未受取分の受給手続きをする必要があります。

年金に関しては、非常に複雑な制度のため、年金事務所やねんきんダイヤルに問い合わせをしてみることをオススメします。

電話での年金相談窓口:日本年金機構
http://www.nenkin.go.jp/section/tel/

5.公共料金などの手続き

電気、ガス、水道、固定電話、インターネット、携帯電話などの名義変更、引き落とし口座の変更、解約手続きが必要です。

夫の銀行口座は、死後に凍結されてすぐには使えなくなってしまうため、特に、ライフラインとなる電気ガス水道の名義や口座変更は早めにやっておくことをオススメします。

凍結された銀行口座の凍結解除手続きなどはこちらの記事で紹介しています。
死んだら銀行預金は凍結される!?知らないと困る銀行預金の相続と凍結解除

6.運転免許証、クレジットカード、パスポートの返却手続き

運転免許証は、死亡が確認できる書類を持って最寄りの警察署の窓口で返却手続きを。

パスポートは、死亡が確認できる書類を持って最寄りのパスポートセンターで返却手続きを。

クレジットカードは、各カード会社ごとに解約手続きが異なる場合があるので問い合わせをしましょう。

4.落ち着いた後に覚えておきたいその他手続き

上の手続きの他にも夫が死んだ後には、

・夫の事業がある場合には、それを引き継ぐための手続き

・夫の所得税の準確定申告(納税者が死亡したときの確定申告)

・生命保険金の請求手続き

・遺産相続に関する各種手続き

・婚姻前の名字に戻す手続き

・姻族関係を終了させる手続き

など、やるべきこと、できることがあるので覚えておくと良いでしょう。

手続きによっては期限があるため、あまり先送りせず進めるようにしましょう。

5.普段から話をしておこう

今回は、夫が死んだら、その直後からやらなければならないことを順を追って見てきました。

馴染みのない言葉や、いかにも面倒くさそうな手続きがたくさんあったと感じた人も多いことと思います。

いつどうなるか分からない事なので、日頃から、いざという時の話はしておいたり、エンディングノートや遺言書などを、書いたり書いてもらったりしておくことも、後々の家族のためになるので良いのではないでしょうか。


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