ある日、一家の大黒柱のあなたが死んでしまったら
ある日、夫が死んでしまったら

死んだ人の銀行預金は凍結されてしまいます!

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銀行預金が凍結されてしまうと、たとえ家族でも下ろすにも一苦労です。

⇒ 銀行預金が凍結された時の解除の方法や相続についてはこちらの記事を参考にしてください

メインの銀行口座が凍結されてしまい、家賃も公共料金も支払いできない、のこされた人が使えるお金が全く無い!
なんてことにならないように、今のうちに銀行口座も、いざという時のための対策をしておきましょう。

1.一人の口座に片寄らせない

夫の銀行口座だけにお金を入れていた結果、ある日突然、夫が死んでしまい、のこされた家族は当面の生活費も引き出せず困ってしまったということは実際にあるようです。

夫婦で口座を分けたり、夫の口座だけにお金を貯め過ぎないようにしておくことが対策の1つです(今回は名義預金等については触れません)。

生活費だけは夫ではなく妻名義で別の口座を作り、管理するのも良いでしょう。
そうすれば万が一の時にも、当面は自分の口座からやり繰りをすることが可能になります。

給与振込口座、貯金口座、公共料金などの自動引き落とし用口座、生活費口座、お小遣い口座 など複数口座に名義も分けて細かく管理するのも良いかもしれませんが、
これはこれでお小遣い口座に下りてくるまでに知らない間に中抜きされてそうで違う意味で怖いですが・・・。

2.家族の銀行口座を把握しておく

きっと皆さんも、銀行口座は複数お持ちで、
上に書いたようなケースとまではいきませんが、色々と口座を分けて資産管理をしている場合もあると思います。
しかも、最近ではネットバンクに口座を作ることができるため、家族がその口座の存在を知らなかったといった事も多いようです。

実際に、近年では「故人が管理していたネット銀行口座やネット証券口座の詳細がわからなくなった」といった死後のトラブルも多いようです。

突然死んだら…ネット銀行に貯めたお金はどうなる?
http://yukan-news.ameba.jp/20140525-112/

凍結どころか口座すら知らなかった結果、預金自体が宙に浮いてしまうといった可能性もあるので余計にしっかりと把握しておきたいところです。
お互いに銀行口座を把握しておくことで、万が一の時にも慌てずに手続きを進められるのではないでしょうか。

3.お金の管理を丸投げしない

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財布の紐を握るという言葉もありますが、どちらが突然死んでしまったりするかは分かりません。
忙しいからとか、よく分からないからといった理由で相手に丸投げするのはいざという時に困ります。
財布の紐は2人でしっかりと握っておきましょう。
こういった話は、結婚後、時間が経てば経つほど話を切り出しづらいものかもしれないので、できれば早めにしておきたいですね。

お金の話も、まして死んだ時の話なんて、話しづらい事かもしれません。滅多なこと言うもんじゃないなどと言われるかもしれません。
ですが、あり得ない事でも、現実離れしたことでもないです。ただ大事なことです。
いざと言う時にお互いに苦労させないためにもしっかりとコミュニケーションをとっておくことが大切です。

⇒ 銀行預金が凍結された時の解除の方法や相続についてはこちらの記事を参考にしてください

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