1. 葬儀で一番慌てること、それが遺影写真です。
本人が写真嫌いだというようなケースも多いですが、写真を用意しないわけにはいけないので、その場合は本人が死んだ後に家族が選ぶことになると思います。
当然、仕方なく免許証やパスポートの写真を使われてしまうこともあります。
葬儀で最も印象に残るもの、それが遺影写真です。参列者はやはり皆写真を見て色々な想いを馳せることでしょう。
写真が無さすぎた結果、人生の中でも1、2位を争うくらいブサイクに撮れた写真を選ばれたとしても、どうしようもありません。死んでいますし。
家族もきっと思うでしょう。
「本物はこんなブサイクじゃないのに!」
「まともな写真無理矢理でも撮っておけばよかった!」 と。
参列者も思うでしょう。
「なんでこんな写真しか無かったんや」
「笑わせにかかってるなあ」
「誰??」
「髪型がめっちゃ気になる」
皆、あなたの生前をしのび、その死を悲しんでいるでしょう。そんな想いで来てくれた皆を、あなたは悪ふざけしたような顔の写真で迎えることになっても良いのでしょうか。
また、参列者側からしても、意図せず笑わしにかかるような遺影はできるならやめて欲しいです。どれだけ心から悲しんでいたとしても、あまりに卑怯な遺影を見せられると笑ってしまうかもしれません。
⇒ 遺影写真の撮影から用意の仕方はこちらの記事を参考にしてください
2. 写真が無かった時の悲劇の連鎖はさらに続きます。
出典:銀魂 シーズン其ノ四 4 第163話 「黒船は沈む時も派手」
思い出してみてください、幼い頃、田舎で親戚一同集まるような場で、歴代のご先祖様の遺影を見たことはありませんか。
会ったことの無いご先祖様の遺影を見ながら、こんな人だったんだ…とか思いませんでしたか?
そこにあなたもあなた自身の不本意な写真を連ねることになるのです。しかもずっとずっとずーっと。末代まで。
あなたと会ったことのない子孫達はきっとその遺影を見る度に、
「ルックスでは勝ってるな」と思うでしょう。
変な髪形やぼろぼろの部屋着の写真だったのなら、
「顔は良かったのにセンスはいまひとつだったんだな」と舐められてしまうかもしれません。
あなたの名前が出るたびに、「あーあのふざけた遺影の!」
と覚えられ、いちいち笑われてしまう事だって考えられます。
どうですか。子孫達に威厳や美しさを見せられるような写真ありますか?
自分の為にも、家族の為にも遺影は気に入った写真を用意しておくことをおすすめします。
⇒ 遺影写真の撮影から用意の仕方はこちらの記事を参考にしてください
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