最近では、亡くなったペットを自宅で供養している人も増えてきました。自宅に遺骨は置いていなくても、いつまでも家族の一員として写真や花と一緒に餌やお水をお供えしているような人は多いのではないでしょうか。
そんな中で「あの子がいつでも帰ってこられるような場所が欲しい」「仏壇と分かるような見た目ではなく一緒にいた頃のように家に馴染んでくれるデザインのペット仏壇が欲しい」「シンプルだけど飼っていたペットを思い出せるようなペット仏具が欲しい」など色々なニーズがあるはず。
今回は、好みや目的に合わせて選べるよう、ペットの仏壇や仏具、位牌など様々なペット供養具を紹介していきたいと思います。
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1. ペットの仏壇・仏具
ペット仏壇 Cocolino(コッコリーノ)
ペット供養のための骨壷や仏壇を展開する「Cocolino(コッコリーノ)」の骨つぼモニュメントです。
骨つぼモニュメントには大切なお骨やペットとの思い出の品をしまっておくことができます。
陶器の質感と可愛らしいフォルムがいつも一緒にいるような安心感を感じさせてくれそう。場所を選ばず置いておけるのも良いですね。骨つぼモニュメント用の首輪とフォトチャームもセットになっているので、亡くなった子のイメージに近い色を選んで名前と写真を入れてあげると良いのではないでしょうか。
専用のステージと組み合わせて大好きだったペットの写真を一緒に飾り、ペット仏壇として手元供養を毎日してあげられます。ステージのデザインは4種類で、ペットとの思い出のアイテムを入れられるものもあります。
いつでも帰ってこられる場所ができたみたいです。
虹の橋 ペット仏具セット – ディアペット
国内の陶器仏具メーカーが製作したオリジナルのペット仏具セットです。飲む姿を考えて作られたお水入れやご飯が食べやすいように少し高めの台になった供物皿など、ペット達のことを考えてデザインされているのが特長です。もちろん、火を灯したお線香を横置きして安全に使える香皿など、仏具メーカーらしく供養のこともしっかり配慮されています。
それぞれ独立した仏具でシンプルなデザインなので、ペット仏壇や他のペット仏具と組み合わせたりするのもおすすめです。自宅でのペットの手元供養だけでなく納骨堂でも使えるペット仏具セットではないでしょうか。
猫専用仏具セット「ねこづくし」 – ふくふくやま
「ねこづくし」は、名前のとおり白磁の仏具に可愛らしい猫のデザインがあしらわれた猫専用仏具セットです。伝統的な供養の形をしながらも、どんなお部屋にも合わせやすいデザインになっています。
写真立てには、可愛がっていた猫ちゃんの名前や命日を入れてもらえるので、写真を見ながらいつまでも元気な姿を思い出してあげられるのではないでしょうか。色はピンクとベージュの2種類があるので好みや猫ちゃんのイメージに合わせて選ぶことができます。
こちらでは、メッセージが入れられる仏具セットや、写真立てや供物皿など単品で購入できるペット仏具もあるので、スペースや好みに合わせて必要なものだけ選んで組み合わせるのもおすすめです。
ふくふくやま かわいいペット仏具 – 「My Choice」ミニ仏具
家具職人が1つ1つ手作り – ペット仏壇
あたたかみのある無垢材でつくられた手作りのペット仏壇です。小さいサイズから大きいサイズまであって、細かいサイズ調整も可能だそう。骨壷のサイズで選んだり、多頭飼いしている場合には先々一緒にいさせてあげるために大きめを選ぶ人もいるようです。
色や扉、くり貫き(写真の肉球の部分)といったデザインだけでなく、メモリアルプレートをつけたり仏壇内にLED照明を施したりなど好みに合わせたオーダーができるので、ペットとの思い出を毎日身近に感じられる場所に置いてペットの手元供養をすることができます。仏壇っぽくないデザインは目立たないのでリビング等にも置いておきやすいのではないでしょうか。
2. ペット用の位牌
ペットが元気だった頃の姿をいつでも思い出せるように、写真立ての写真などの他に、写真入りの位牌を作る人も。
ペットの位牌といっても、人の位牌とは違い、決まりなどはないため、様々なデザインのものがあるので、幅広い世代に人気があるペットのメモリアルグッズです。
ペットのクリスタル位牌
ペット位牌は、人の位牌とは違い、生きていた頃の写真とメッセージなどを入れられるデザインのものが多いです。
つらい別れから時間が経つと、一緒に過ごした楽しかった頃の思い出を思い返すようになることと思います。位牌には見えないような明るいデザインというのは、置き場所を選ばず見る度に幸せになれるメモリアルグッズとしておすすめです。
お気に入りの写真とともにサイズや背景デザイン、誕生石などが選べるペット位牌もあります。
おじいちゃんやおばあちゃんが可愛がっていたペットが亡くなってしまった時に手元供養グッズとしていつも身近に感じられるように作ってあげるのもおすすめです。ペットと一緒のお墓に入った後、飼い主の仏壇にこういったペット位牌を飾ってあげればいつでも一緒にいられるかもしれませんね。
ペットのクリスタル位牌ができあがって届いた時には思わず感動したといった口コミも多く見られます。大好きだったペットの一周忌や四十九日に合わせてつくるのも良いのではないでしょうか
ペットの木製位牌
木製のものも温かみがあって良いですね。
可愛らしいデザインのものだけでなく、本格的な黒檀のペット位牌もあります。
3. その他にも様々なペット供養アイテムが
お盆にかえってくる目印に – ペット専用の提灯
家族の一員としてわが子のようにペットを可愛がっていた人は、お盆には迎え盆と送り盆をする場合も。そんな時には、ペットが迷わず家までたどり着けるよう、また迷わず戻れるように目印となるペット用の提灯といったものもあります。
ペットが亡くなって四十九日の忌明け後、初めて迎える新盆などは少し手厚く供養してあげても良いかもしれませんね。
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動いて応えてくれる – スマホ写真立て【ペットト】
「ペットト」は、カメヤマローソクで有名なカメヤマ株式会社が開発したスマホを使ったペット供養サービスです。ペットロスが深刻な問題となる中で、「大切なペットを家族のように供養したい」という想いから生まれたそうです。
スタンドにスマートフォンを立てかけて、ペットとの想い出の写真や動くペットの写真とともに「おはなし」や「おいのり」ができます。モーションポートレート機能で動く写真だけでなく、着せ替えや鳴き声といった機能もあるそうです。話しかけたら反応してくれるというのは優しい気持ちだったり前向きな気持ちにしてくれるかもしれませんね。
4. おわりに
「亡くなったペットのためにもっと何かしてあげたい」「亡くなった後もいつも一緒にいたい」という時にはペット供養具でいつも身近に感じられる場所をつくってあげるのも良いかもしれません。また、「大好きだったペットが亡くなってから心の整理がなかなかできない」という時にもペット供養は大切なことになってきます。供養のかたちはどんな形でも良いと思うので、「一緒に過ごした時間をありがとう」と元気な姿で亡くなった子に話しかけてあげたいものです。